SLユーザーのためのBlenderはじめの一歩 第30回

スカート作成の続きです。ベイク機能をつかってテクスチャ作成。

★服作りは初心者向きとは言えません。出来なくても大丈夫です。講座を何度も繰り返して練習していれば、いつかかならず手応えがあると思いますのでがんばりましょう。


今回のポイント

★ライトの設定
★環境光の設定
★ベイク



毎度のことですが、これを忘れずに
★3DカーソルはShift+Cで中心にもってきておいてください。

★注意:今回紹介する方法で作成したリグ入り服は完全なフィットメッシュとはなりません。
 完全にしたい方は、Blenderの有料アドオンであるAvastarの導入をオススメいたします。
 まずは、服作りを体験してみようという趣旨です。



前々回のファイルを開いてください。リグ入れ前のデータです。



マテリアルを設定していなかったら設定してください。



次にテクスチャを新規で作ります。



追加メニューから ランプ>ポイント を追加します。



環境光を設定します。チェックを赤枠3つの項目につけ、真ん中環境照明の数値を0.5にします。



ランプの設定はこんな感じ。

ここのランプの設定をいろいろ変えてみると、ベイクの結果が異なってきます。余裕があったらためしてみましょう。



UV編集モードに移行して、新しい画像をクリックします。



こうなりますので、OKを押してください。



バックに黒が塗られます。



赤枠、カメラアイコンを選ぶと、ベイク というボタンがありますので、そのまま押します。
ちょっとだけ時間がかかるはずです。長くて数秒。



なんとなく影がつきました。



マテリアル設定で、スカートの色をピンクにしてみましょう。



もう一度ベイクボタンを押します。



まったくテクスチャを作成していないのに、なんとなく陰影のついた画像ができました。
画像メニューから、別名で保存します。好きな名前でかまいません。



インワで、テクスチャを適用してみましょう。

なんとなーく、影がついているのがわかるでしょうか。

このようなスカートだとあまり効果がみられませんが、例えば家、家具、服でも凹凸の強いもの、効果抜群です。
テクスチャを描けなくても、ある程度リアルなテクスチャが作成できます。

ランプの設定をいろいろ試して、気に入るまでベイクしてみてください。強さを変えたり、ランプの位置を変えたりです。

あまり、光の効果を強くし過ぎると、SL内の光源とのかねあいで違和感が出ますから、ほどほどの効果を狙うのがいいと思います。

★ベイクについてですが、環境光などを設定せずに、最小限の設定で行うと濃い影になります。また、ランプ>ヘミでもナチュラルな効果が出ますので試してみてください。


次回は、スカートのウェイトを直してみましょう。

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