SLユーザーのためのBlenderはじめの一歩 第28回

スカート作成の続きです。


★服作りは初心者向きとは言えません。出来なくても大丈夫です。講座を何度も繰り返して練習していれば、いつかかならず手応えがあると思いますのでがんばりましょう。


今回のポイント

★プロポーショナル編集、ON,OFF切り替え
★UV編集モードでのストレッチ確認



毎度のことですが、これを忘れずに
★3DカーソルはShift+Cで中心にもってきておいてください。

★注意:今回紹介する方法で作成したリグ入り服は完全なフィットメッシュとはなりません。
 完全にしたい方は、Blenderの有料アドオンであるAvastarの導入をオススメいたします。
 まずは、服作りを体験してみようという趣旨です。



前回のファイルを開きます。





メッシュが荒いうちにUVを貼ってしまいます。

前後でわけてしまいましょう。左右それぞれの中心線にシームを付けます。

人によっては細かくしてからのほうがいいという方もいるでしょうが、今はこのほうが楽です。



展開するとこうなります。(UV展開についてのムービー)



横軸を自動整列します。



縦軸は自動だと横になっちゃうので、X軸に揃えます。



とりあえずこんな風に。



それほど精密でもなくていいので、短冊状の縦方向の幅を合わせておきます。



ループカットを3本ほど入れます。



上のほうも一本入れておきます。



ループカットをさらに追加します。



ヒダのナミナミが残っているので、頂点スムーズをかけます。



本格的に整形にはいります。まずウエストあたりを斜めにします。



このあたりでXミラーかけておきましょう。



リボン編の最後でやったプロポーショナル編集モードにします。



Gキーと中ボタンスクロールで、影響範囲をこのくらいにします。



コツコツ形を整えます。正直、コツはないです。ぐるぐる回しながら破綻のないように。



有効化と無効化を繰り返しながら整形します。



ウエストの折り返しを作ります。ちょっと上に伸ばしましょう。



ループカットをさらに2本追加します。



内側から織り込んで見ましょう。Sキーで縮小を上手く使って。ボディに少し食い込んでも問題無いです。



スソの折り返しも同じように。
まずはループカットを1本。



法線を増やしながら、折り返します。



ここもSキーで。



見た感じ、こんなふうになればOKです。

あとはベースのボディにフィットするように、プロポーショナル編集のオンとオフを駆使して形を整え続けます。





だいたい整形がおわったら、
UVに編集モードで、UVの歪みを確認します。

ストレッチというCHECKで歪みを見られます。青いほど正常です。赤に近づいていたら、UVのほうを調整してゆがみを減らします。

これなら大丈夫でしょう。



Zキーでメッシュの確認です。このくらい細ければスムーズに動きます。

今回はここまで。

最初は殆どの場合うまくいきません。失敗は成功のもとくらいの楽な気持ちで、やっていってください。

感覚的なことが多くて難しいですが、1周間かけて練習してくださいね。


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