SLユーザーのためのBlenderはじめの一歩 第22回
リボン作成の続きです。スカルプトモードを使って、しわの表現を自然にしてみましょう。
今回、簡単ではありませんので、中身は短めにしてあります。納得いくまで練習です。
今回のポイント
★スカルプトモード
3DカーソルはShift+Cで中心にもってきておいてください。
前回のファイルを開きます。
左下のモード選択からスカルプトモードを選びます。
左側のパネルを御覧ください。
半径 ブラシの太さ
強さ ブラシの塗りの強さ
自動スムーズ スムーズをかけるかどうか、その強さ
追加 盛り上げます
減算 へこませます
ツールは以上です。ブラシに関してはデフォルトのものでかまいません。今は他のブラシを使用する必要はありません。
何のモードかといいますと、3Dモデルに、まるで絵を描くように盛り上げや凹みを付けるモードです。
これは前回までのポリゴンモデリングというより、グラフィックソフトの使用方法に近いものです。絵を描く技術がある程度必要ですが、上手く行けばとても自然なしわを作成することが出来ます。
Zキーでワイヤーフレーム表示にして、法線の変化を見ながら、少しずつ追加と減算で形を整えていきます。
ワイヤーフレームとソリッド表示を切り替えながら慎重にやっていきます。
★スムーズをかけた場合、フチのほうへ効果を適用すると形が大きく変わる場合がありますので、慎重に、狙いでやる場合を除き、なるべくフチにはブラシをかけないほうがいいでしょう。
一枚一枚、慎重に変化を付けていきます。
ミラー化していない中心のオブジェクトは、左パネルの対称/ロックというタブで、対称効果をオフにできます。
このケースはオフのほうがいいと思いますので、ハイライトを外しておきます。
こちらもワイヤーフレームで、変化を確認しながら。
むずかしいですが頑張ってください。
気に入らない!最初から!っていう時は、右パネルの多重解像度を☓マークから削除すると効果が消えます。
もう一度多重解像度をつけるとやり直しも出来ますので、なんどでも試してみてください。
感覚で覚えるしかない方法ですが、服作り、布表現で必ずやらなくてはいけない方法の一つですから、がんばってみましょう!
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