SLユーザーのためのBlenderはじめの一歩 第16回
さて、今回から数回にわたり、Blenderを始めたばかりの人がまずやって、意外と難しくて挫折するといういわくつきのマグカップをいよいよ作成したいと思います。
でも、ここまで講座に付き合ってくれた方には、おそらくもう簡単なことになっているはずです。
今回のポイント
★辺追加
★頂点結合
★細分化
★頂点スムーズ
★面追加(Fキー)
左側、作成タブから、まず円柱を作成します。
この時!下赤枠のように頂点数を14とします。
側面から見た時、取手にする部分を正対にもっていくためです。
円柱の上部分、面のみ削除します。
オブジェクトモードに戻り、この状態で右側のスパナマークから厚み付けをします。
厚さはお好みで(例は0.181)
左側ツールタブより、ループカットを4本入れます。
ここまでやったら、厚み付けを適用しましょう。メッシュが実体になります。
テンキーの 3 を押して側面ビューにし、画像のように取手の根本になる部分を面選択します。
テンキーの 1 で正面ビューにして、Eキー 押出で取手を伸ばします。
取手部分の上下それぞれにループカットの1本づつ入れます。
取っ手部分をつなげるために画像のように上下の面を削除しましょう。
ここから新技です!
点選択モードにしましょう。伸ばしたい頂点を選び、コントロールキーを押しながら 任意の場所で 左クリック します。
そうすると図のように頂点が伸びます。
追記:同じことはFキーを使っても出来ます。
頂点選択モードで2点を選択し、Fキーを押すことで、頂点同士が辺でつながります。
Fキーの使い方は講座37回でムービーにしてあります。
伸ばした頂点を先に選び、つなげたい頂点を後でShift選択します。
Wキー を押して図のメニューを出します。青色反転のところに 結合 というメニューがあります。
選びましょう。
するとこのようなメニューが出ますので 最後に選択した頂点 を選びます。
頂点が結合されたはずです。
同じように、他の3点についても頂点のばし、結合を行います。
追記:ここまでの工程は第37回のFキーでも代替できます。
面が貼られていない4辺を選び、Fキー を押します。すると面が貼られます。
同じように残りの3面も作ります。
次々と…
このあたりで左側のツールタブから、シェーディングをスムーズにしておきましょう。
辺選択モードで取手の形を整えていきます。
なんとなーく丸みを帯びさせていきましょう。このあたりは好みです。
取っ手にちょっと頂点が足りない感じなので、上下それぞれ2本のループカットを入れましょう。
正面から見た時こんな感じまで整えます。
ここで、左側ツールタブ、赤枠のメニューより 細分化 をします。
このように細分化されました。(講座38回)(スパナマークの細分化曲面や多重解像度から細分化もできますが、今回は実データでやってみます)
編集モード全選択の状態で、頂点スムーズ を選びます。
このようにやわらかみが出ましたが、フチの部分が盛り上がってしまいましたので、スナップで頂点を揃えます。
画面下、磁石アイコンを押します。
こちらは 頂点 を選びます。
こんな風になります。
底面部分、ちょっとだけ Sキー で縮小しましょう。
はい!なんとなくやわらかみのあるマグカップのモデリングが完成しました。
次回、やっぱりUV編集です!
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