SLユーザーのためのBlenderはじめの一歩 第10回
椅子を完成させたと思いましたが、スクリプトのことを忘れておりました。
メッシュの家具は座面がなくなってしまうこともあります。回避方法はありますが、それよりもスクリプトが手軽です。簡単なスクリプトで座れる椅子にしてしまいましょう。
今回のポイント
★座るスクリプトの挿入
注意:作業の統一を図るため、講座4回めで作ったBlenderの立体を使用した椅子ではなく、第5回で作ったプリムを加工した椅子を使用してください。
編集パネルで、 中身 タブを開き
新しいスクリプト ボタンをクリックします
これで、新しいスクリプトが追加されました。
スクリプトを開いてみるとなにがなにやら…
ですが、ネットを調べてみると簡単なスクリプトであれば公開されていることが多いです。
以下のスクリプトを挿入します。
もともと入っているものを全選択して、以下のスクリプトをコピー、貼付けします。
そうすると画面のように変わりますので、右下の保存ボタンを押します。
左下に コンパイルが完了しました! と出ればOKです。間違っていたらエラーが表示されます。
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default
{
state_entry()
{
llSitTarget(<0.0,
0.55, 0.05>, llEuler2Rot(<0, 0, 90> * DEG_TO_RAD));
}
}
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オブジェクトをタッチした時に座る設定にしてみましょう。
編集パネルの赤枠の箇所をオブジェクトに座るにします。
座ってみましょう。
…非常に残念な感じになってしまいました。
上記スクリプトは、私が使っている他の家具からの流用で、その位置が残っているからです。
しかも、椅子、大きかったですね^^;
椅子の大きさを調整します。
椅子の大きさはお使いのアバターに合わせて調整してください。
赤枠の部分の数字、これがアバターの向きに関する数値です。
反転させたいので-90と入力します。
次に、座る位置です。
0.05, -0.3, 0.2 としてみます。それぞれXYZの方向に対応しています。
アバターの大きさによって、数値は変わります。上記は私のアバターに合わせた数値ですの、ここは兎にも角にも試行錯誤。
トライアンドエラーでがんばってみましょう!
ぴったり座れました。
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