SLユーザーのためのBlenderはじめの一歩 第2回

今回は、前回出力したプリムオブジェクトをBlenderに持ち込んでみましょう。

まずはBlenderをインストールしなければいけません。



Blenderのダウンロードサイトにアクセスしましょう。

http://www.blender.org/download/




ご使用の環境にあわせてダウンロードファイルを選んでください。

ダウンロードできたらインストールです。

BlenderはインストールしなくてもZipファイルの展開でアプリケーションを起動することができますが、インストーラーでもZipファイルでもどちらでもかまいません。

これは、アップデートのたびに使えなくなるアドオンが出てくるため、都度都度インストールせずに、古いバージョンを残しておきたい時などに便利です。
今回は特別なアドオンを使うこともないので、インストールでかまわないでしょう。


Blenderはファイルごとに操作パレットの位置を記憶することができます。

講座を進めるにあたり、パレットの位置は統一しておきたいので、私が作ったファイルをテンプレートとして使用します。


使用するテンプレートをダウンロード

テンプレートファイルを適当な場所で展開して、ダブルクリックしてみましょう。
Blenderが立ち上がります。



もし、日本語化されていない場合、メニュー左上のfile→userPreferences→Systemを選びます。

Blenderの日本語化ムービー(第39回)






システムタブのInternational fontsにチェック



日本語をチェック



赤枠部分はこういう設定です。



このように日本語化されます。




できましたら、左下の「ユーザー設定の保存」を選びます。
これで、次回起動時から、この配置と言語がデフォルトとして起動されることになります。



さあ、いよいよセカンドライフから出力したプリムを読み込んでみましょう!
左上のファイルメニューからインポート→Collada(デフォルト)(.dae)を選んでください。



前回出力したfileを選んで、右上のCOLLADAfileをインポートのボタンを押します。



上手く行っていれば、このような画面になるはずです。

SLで作ったプリムオブジェクトがBlenderに読み込まれました!これだけでも最初は結構感動します。

ちょっと中心からずれているのは、セカンドライフ上で親プリムとしたプリムの中心位置を覚えているからです。

↓以下割りと大事です↓

そして、このオブジェクトの大きさはセカンドライフの中のプリムと、全く同じ大きさになっています。

オブジェクトを作る時、実際に使用する大きさとBlender上でのオブジェクトの大きさを合わせることが非常に大事になってきます。

というのも、Blender以外の数々のモデラーはセカンドライフ上で使われるオブジェクトの大きさの、ざっくり100倍から300倍程度の大きさで作られることが多いのです。
セカンドライフにアップロードするときには、非常に小さいオブジェクトにする必要があります。

Blenderでも起動したままの画面で作業すると、セカンドライフにアップロードした時に驚くほど大きなオブジェクトになってしまうことがあります。
サンドボックスなどで、あまりに巨大なオブジェクトを出して困ってしまったり、プリム数が増えてしまったりと、あまりいいことはありません。

幸いBlenderは非常に小さいオブジェクトでも気にせずに扱えます。ですから、最初からセカンドライフの大きさで作ってしまいましょう。

【有料ですが比較的安価なメタセコイヤや六角大王などのモデラーですと、大体100倍の大きさで作る必要があります。私も他のモデラーで作ったものは1/100にしてBlenderに読み込みます。
こういったソフトを使用するときにもこの感覚は大事になりますので頭の隅に置いておいてください】

今後、アクセサリーや家具、服などを作成するときも大きさの感覚は重要です。

ちょっと長くなりましたので、続きは次回に!



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