SLユーザーのためのBlenderはじめの一歩 第35回

前回の続き、スカイボックスの作成です。

UV設定とベイク、インワールでへのアップロードまで行います。

★スカイボックスの作成は、ここまでやってきた手法をふんだんに利用しています。上手く行かなかったら前へ戻ってみて、復習してみるのも方法です。



今回のポイント

★ベイク
★Pキーでの分解



毎度のことですが、これを忘れずに
★3DカーソルはShift+Cで中心にもってきておいてください。

★注意:出来上がったスカイボックスは大きなものとなります。確実にRezできる環境で作業しましょう。


まずは前回のファイルを開きます。



UV展開をするために一度統合します。せっかくバラしたのに統合するなんて!ごめんなさい、必要な作業なので、お願いします。



この状態でマテリアルを設定します。



UV編集モードで、スマート展開を選択します。



島の余白を0.03程度に。



赤枠、新規画像を追加しておきます。ベイクに必要です。



右赤枠のカメラマークがアクティブになっていることを確認してください。



Pキー で分解します。構造的に分離されたパーツ を選びます。



追加で ランプ サン を選びます。



ランプのタブを表示して、赤枠のようにチェックを入れます。特に大事なのは 影、レイシャドウです。

ランプ(サン)を図のように窓から光が入るように移動させます。



もう一個、室内に ランプ(ヘミ)を追加します。



ランプ(ヘミ)のパラメーターは赤枠のように。



ワールドの設定は赤枠のようにしてください。



全て選択してベイクボタンを押します。



ベイクした画像を名前をつけて保存しておきます。



ランプ関係はレイヤー移動しておきましょう。



窓のある壁以外のパーツを Hキー で非表示にしておきます。



窓と壁を統合しましょう。



非表示を解除し、すべて選択してDae出力します。



さあ、インワールドへアップロードしましょう。大きいのでサンドなどで行いましょう。

赤枠、ノーマルのチェックを忘れずに。



物理を設定します。スカイですので、落ちると困りますから、高を選びます。



アップロードできたら、自分のいるあたりに置いてみましょう。中に入れます。

先ほどベイクして保存した画像もアップロードします。



テクスチャを設定してみましょう。窓の影が床に写り込んでいますね。

粒状感が荒いのを変えるには、ベイクするときの画像を高解像度にしたり、空気の設定をいろいろ変えてみたりと、とにかく正解はないので、いろいろ試してみましょう。

GIMPなどで調整してみるのも手です。



スカイボックスを上に上げるには、箱をおいて、それに座って、スカイボックスを箱を同時に選択して上に移動させます。

スカイボックスと追加した箱をリンクさせると、数値で設定もできますが、その場合はリンクを外す時に、全部を分解しないように箱だけを選んでリンクを外しましょう。

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