SLユーザーのためのBlenderはじめの一歩 第14回
引き続きシンプルなテーブルです。今回はテクスチャー作成に挑戦します。
前回、Blenderからテクスチャテンプレートを出力していると思いますが、まだの方はここでやっておいてください。
今回のポイント
★GIMPでのテクスチャー作成
★覆い焼きツール
GIMPについては ここ で軽く説明してありますが、フリーで高機能な画像編集ソフトです。
PhotoShopの方は頭の中でツール変換してくださいね。ほぼ同じツールがあると思います。
まず、素材となるフリーのテクスチャーを探さなくてはなりません。
Googleの検索などで、フリー テクスチャー 木目 などと打てばかなりの数がでてくると思います。
今回は こちら のサイトから拝借します。
こちらのサイトで木目データをダウンロードしておき、適当な場所に保存しておきます。
GIMPで前回出力したUVをのテンプレート画像を開き、ファイルからレイヤーとして開くを選択し、先ほどダウンロードした木目データを取り込みます。
右上、レイヤー画面でテンプレート画像を上に持って行きます。
そうするとこんな画面になると思います。
必要であれば、ここで下のレイヤーになっている木目の大きさ調整をしておいてください。
このあたりのツールが画像の大きさ、回転、移動などのツールです。
マウスオンで説明が現れますので、迷わないと思います。
今回は問題なさそうなので、このままやります。
そのままでもかまわないのですが、それでは質感が足りません。
SLの中のオブジェクトは完成度がどんどん高まっていますので、ちょっとこだわってみましょう。
今回は 暗室ツール で濃淡をつけてみます。
赤枠の箇所をクリックしてください。
焼きこみになります。
覆い焼きは濃度を下げて明るくします。
まず、側面から。塗っていくとテクスチャーが濃くなっているのがわかるでしょうか。
テクスチャーの質感そのままに濃度を変えていくツールです。
どんどん塗っていきます。端のほうを濃くしていくように心がけましょう。
テンプレートレイヤーを非表示にすると確認できます。
濃さのグラデーションが極端だと思った場合は、赤枠の部分で塗りの濃度を薄くしてみます。
また、端から塗っていきます。
こんな具合でいいでしょうか。
突き詰めていけば、この作業は1日あっても終わりません。引き際も肝心です。
このあたりでGIMP形式で保存を忘れずに。
BlenderのUVを出力のデフォルトは1024ピクセルなので、500ピクセルまで解像度を落とします。
赤枠の 画像を拡大・縮小 を選びます。
ここで500ピクセルにします。
小さくなりました。
JPGでエクスポートしましょう。
名前をつけてエクスポートを選びます。
ファイル名を入力、JPGを選びます。
両方ともSLにインポートしてテクスチャーを貼ってみましょう。
ピッタリと収まるはずです。
今回はとても手順を減らしていますが、拡大縮小や回転などを使って、納得行くまで練習してみるのもいいでしょう。
本当をいうとBlenderより手強いかもしれません。いい感じのオブジェクトはテクスチャーの完成度がすさまじいです。
いろいろ見て研究してみましょう。
次回、またBlenderに戻ってみます。
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